アーティストステートメント
随分長い間行っていない京都へ古寺巡り行った。
若い頃から気になっていたが、一度も行っていない東福寺の方丈庭園を観た。
近代庭園の傑作とされる、重森三玲の作だ。
白い砂利が敷き詰められ、そこには対比する黒い巨石が島を表しながら砂紋の中に
立てられた石と横長の寝かされた石の組み合わせが絶妙に配置されている。
間の美しさが、空間を味わうことにつながり、観るものに様々な思いを喚起させてくれる。
空間と響き合う石を観て、禅の精神のような気がした。
三景は三人のコラボレーションです。
白色に包まれたこのギャラリーでジャンルを超え、交錯しながら
作品が響き合う空間を、表現できれば幸いです。
小寺克彦
私は長年彫刻をやって参りました。
具象から抽象表現へと移り、素材は土、石、木。
今、最も大切にしている課題は、触れたくなるような、温かいフォルム。
そして、木の声を聴くこと。
木の呼吸を止め、木を悲しませることはしたくない。静かに木の声を聴き、
木と語り、木を楽しませたいものである。
本展では風をテーマにした木彫、そしてエンボスによる版画、レリーフ状
の白い風景と題した平面作品を制作します。
「毎日が新しい発見」そのなかで新たな試みを積み重ね「三景」による風が漂う
造形空間になればと願っています。
三輪乙彦
酒井設計事務所
http://www.ccn.aitai.ne.jp/~sakai-ar/
酒井稔
|